遠近両用などのメガネレンズの種類

単焦点レンズと累進レンズ

サングラスや度の入っていない伊達メガネなど、ファッションを重視したタイプのメガネが多くありますが、本来のメガネのレンズは、裸眼のままだと見えにくい状態を修正するために、焦点を補正する役割を果たしています。眼の焦点を補正するためのレンズは、単焦点レンズと累進レンズの2種類あります。 単焦点レンズとは一般的なレンズで、1枚のレンズで補正機能が1つあるものです。近視用のレンズや乱視用のレンズ、遠視用のレンズや手元専用のレンズなどが代表的なものです。近視や乱視の人が車の運転をしたり教室の黒板を見たりするのに必要ですし、遠視の人は近くのものに焦点を合わせるために必要とするなど、視力が悪い人の弱点を補うものとして普及しています。補正したいポイントが決まっている人には最適ですが、40代以降の人だと、近視専用のものだと近くが見えにくくなってくるという場合もあります。 累進レンズとは遠くから近くまで、段階的に焦点を合わせられるように設計されたものです。度数の異なるレンズが1枚のレンズにまとめられているというもので、一般的に遠近両用レンズとして知られています。遠くのものが見えにくいのに、近くのものも見えにくくなってきたという、近視や乱視の人が遠視の兆候が表れる頃に使用するケースが増えてきています。

累進レンズは遠近両用だけではない

遠近共用レンズとして1990年代頃から広く普及してきた累進レンズですが、累進レンズの種類は遠近両用レンズだけではありません。1枚のレンズで段階的に焦点を合わせることができる特性を利用し、遠近レンズの他にも、中近レンズと近々レンズの、合わせて3種類作られています。遠近レンズは手元から遠くまでも焦点を合わせられるレンズです。視野も広く確保されていて、デスクワークから車の運転まで幅広いシチュエーションで利用できるのが特徴です。 中近レンズとは手元から数メートル先までに焦点を合わせられる、中距離タイプの累進レンズです。料理などの家事やテレビを見たりする際にちょうどいい、室内用のレンズです。遠近レンズと比較すると、手元の見えやすさでは優れています。しかし遠くまでは焦点が合わないので、車の運転などには使用できません。近々レンズとは、手元から1メートル位までに焦点を合わせられるレンズです。パソコンをしながら資料を見るなど、デスクワークの焦点補正に向いています。1メートル以上先は焦点がぼやけてしまうので、近々レンズをかけながら歩くのは危険です。作業中以外は近々レンズのメガネは、かけないようにしたほうがいいでしょう。